巨大な地上絵を残し、歴史から姿を消したナスカ人。謎に包まれていることばかりだが、英ケンブリッジ大学などの研究者らからなる研究グループは、2日、1500年前に森林を伐採し自らの滅亡を早めていたと発表した。
この地域に生息する根の長い木が湿度を保ち、葉が土壌の養分となっていたが、伐採により空気が乾燥しすぎたため、人々が十分な食料を収穫できなくなったことが分かったという。
また、研究グループは、世界中の乾燥地帯の環境保護を強化する必要が示されたと指摘。研究に参加したキュー王立植物園のオリバー・ホエーリー氏は「過去の過ちが、今の時代に重要な教訓を与えてくれている」と述べた。
これまでは、ナスカ人の滅亡で最も有力な説は、大規模なエルニーニョ現象が発生し大雨や壊滅的な洪水が引き起こされたためとされていた。しかし、今回の発表で、この説は否定されたこととなる。