大阪府の橋下徹知事に不適切な表現のメールを送ったとして、女性職員が厳重注意されたことに対し「知事は大人げない」「職員は非常識」などと賛否両論の声が多数寄せられている。 府民課によると、8日夕方までに電話やメールで計93件の意見があり、橋下知事の対応に批判的なものが53件と過半数を占めているという。
発端となったのは橋下知事が1日夜に全職員に送信したメール。橋下知事は和歌山市の紀の川大堰(おおぜき)からの利水撤退で府の損失が約380億円に上ったことへの府幹部の議会答弁について「どうも税金に関して、僕の感覚と、役所の皆さんの感覚は違います。恐ろしいくらい、職員の皆さんは冷静です。民間の会社なら組織あげて真っ青ですよ!」などと、税金の投入に敏感になるべきだと指摘した。
このメールに対して女性職員は、「このメール配信の意味がわかりません。愚痴はブログ等で行って下さい」「文も論理的ではなく、それなりの職についている人間の文章とも思えません」「こんな感覚を持つ人が知事であることの方が私は恐ろしい」などと知事へメールを返信いた。
さらにこのメールに対して橋下知事は、「まず、上司に対する物言いを考えること。トップとして厳重に注意します。言い分があるのであれば、知事室に来るように」と返信したところ、女性職員は「知事室にお呼びとあらば、公務をどけてでもお邪魔いたします」と応戦。これに対して知事が女性職員の処分を検討するよう人事担当者に指示したため8日、女性職員に対して厳重注意処分が下った。
橋下知事がメールの内容を原因に職員を厳重注意にするのは初めてのことだが、「自由に意見ができなくなる」などの声もあり、議論を呼んでいる。